「自分に似合うものを知ってステキに!」と同業のひとが発信するのを見るにつけ、最近は特に、わたしの目指すところはそこじゃない、、、と感じるようになりました。
何度か発信したことがありますが、わたしがイメージコンサルティングに興味を持ったのは、自分の外見にコンプレックスを抱えていたのがきっかけです。
厳密には、外見と内面のギャップに悩んでいた、ですね。
性格的には、自分で言うのもなんですが明るく親しみやすいキャラ 笑。だけど、外見でしっかりタイプ、気が強そうと思われます。
目がつり目だったり「線」が強い顔なので、顔立ちの印象がそのまま第一印象に繋がっていたんです。
どちらかと言うと気が弱い方なのに、昔からきつく見られるのがコンプレックスでした。
そんなわたしが、イメージコンサルティングを受けてよかったなと感じるのは、自分の現在地を知れたから、それから自分の特徴を魅力として受け入れらからです。
似合うものを知れたことじゃないんですよね。
目次
憧れのイメージになりたいのになれないジレンマ
先日、新しく始める「顔タイプ診断」サービスのモニターをかねて、グループレッスンを行いました。
メンバーは友人と友人のママ友だったのですが、友人以外のママ友メンバーは同い年。
みなさんとってもステキな方でしたが、それぞれ持っている魅力は違っていて。それと同時に、悩みや憧れるタイプもそれぞれだったんです。
Aさんは、大人っぽい顔立ちのインパクト美人。
悩みはコンサバ感が強く、トレンドの格好が似合わないこと。オシャレな顔立ちに憧れるそう。
Bさんは、子供顔で麻生久美子さんのような控えめ美人。
君島十和子さんのような、フェミニンな雰囲気たっぷりで華のあるひとに憧れるそう。
Cさんは子供顔でどちらかというと「曲線」を感じるキュートさが魅力の美人。何を着てもオシャレに着こなせるけれど、地味な顔なのでパーツが大きく華やかな雰囲気のひとに憧れるそう。
皆さんそれぞれ魅力的。
でも、無いものねだり。
(わたしも含めて)隣の芝は青く見えるというけれど、本当にそうなんですよね。
似合うもの=好きなものならいいけれど、悩むのって、似合うものと好きなものが違う場合。
みなさんの話を聞いていて、改めて感じました。
自分が持っていないものに惹かれるけれど、どうしたらいいの?に対するわたしの考えは以下です。
特徴の強いひとはイメージチェンジが難しい
女性にはメイクという強い味方があるので、メイクの力を借りれば誰でも美しくなれます。
...が、元も子もない話をしますが、メイクでなんとかなるといっても、なんとかするのが簡単なひと、難しいひとはいます。
例えばパーツが目立つひと。
・目が大きい
・小鼻が大きい
・エラが出ている
・彫りが深い
etc...
メイクで「盛る」ことはできるので、目を大きくしたり顔を立体的に見せるは簡単です。
でも目を小さくするとかエラを削るとか、「引く」には限界があります。
それからパーソナルカラーでいうと、オータムで肌の色が濃いひとは健康的に見えるのが魅力ですが、がんばれば色白で儚げな雰囲気を作れるかというと、、、難しいです。
コントラストが印象的なウィンターさんが、薄顔美人になれるかというと、、、それもまた難しいです。
パッと見て印象に残るひとって、どこかが特徴的なんですよね。その特徴がイメージに結びつくので、特徴が突出していると整形でもしない限り、大きく印象を変えるって正直難しいんです。
逆にパーツの特徴が薄いひと(全てが平均的なひと)は、比較的似合うものの偏りは少なくなります。
諦めと受け入れがスタート
自己肯定感が低いひとほどコンプレックスにばかり目を向けるんですが、魅力がないひとっていません。
目が大きいひとは華がありますし、コントラストが大きいひとは印象に残りやすいです。
・上品さが感じられる
・知的でしっかりして見える
・可愛らしい
・都会的で洗練されている
プラスとマイナス、どっちの方向から特徴を捉えるか、なんですよね。
自分の魅力を受け入れずにコンプレックスばかり目を向けるのって、自分が可哀想だと思うんです。
で、イメージコンサルのいいところは、自分の魅力を発見できること。現在地を把握できること。
客観的かつ論理的に「なぜその印象になるのか」わかること。
生まれ持った特徴は変えられないんだからしょうがない、と諦められるかどうか。
その特徴を自分の魅力として受け入れられるかどうか。
まずはそこからです。
自分の魅力の活かし方を考える
例えばモデルの田丸麻紀さん。
エラがしっかりあるベース型の顔型で、男性的というかしっかりした印象を与えます。
以前はエラを隠すようなヘアスタイルが多かったのですが、髪をバッサリ切って顔を潔く出すようになってからさらに人気が出ました。
コンプレックスを隠すのではなく、活かす方向で魅せ方を考える。
よく観察してみると、芸能人は特徴を活かして輝いてるひとばかりなんですよね。
菜々緒さんなんかは、クールな顔立ちを生かした悪女役や気の強い役がバッチリハマって、女優として活躍の場を広げていますよね。
なので、自分の魅力に降参して、魅力を生かす方向で考えられるととても楽になりますし、周りの目にも魅力的に写ります。
コンプレックスって結局自分がそう感じるだけで、多くの場合、他人から見たら「魅力」です。
ただ、自分の魅力を生かして!っと言っても、なりたいイメージは簡単には諦められないし、すぐ受け入れられるひとばかりじゃないと思います。
なので、魅力を生かす方向ではまだ考えられない、、、、というひとは、なりたいイメージを目指すものOK。
なりたいイメージによせる
なりたいイメージがある場合、現在地を知ることでどの程度までならいけるか?が分かってきます。
例えば、天海祐希さんは大人っぽい顔立ちで知的な印象。おごらない人柄で、大人の落ち着きが魅力ですよね。
頼れる上司にも毎年選ばれています。
そんな天海さんが、子供っぽいアイテム、例えばベレー帽なんかをうまく着こなせるでしょうか? 石原さとみさんのようなフェミニンで女っぽさ全開の雰囲気を纏えるでしょうか?
女優さんなのでイメージチェンジは一般人よりはるかに可能でしょうが、イメージはしずらいですよね。
もちろん外見以外の印象もありますが。
でも、大人カジュアルや大人っぽさを残した女性らしいスタイルなら想像しやすいと思います。
こんな風に、自分の現在地を客観的に知ることができると、目指すイメージに近いのか遠いのか、どういう風に近づけていったらいいのかの方向性が見えてきます。
なりたいイメージになるために「諦めることが大事」と言ったけれど、それは正しい魅力の使い方を知るために必要なステップ。
◎◎になりたい、と、なりたいイメージを持つだけでは、ビジネスも恋愛もうまくいかないですよね。
自分の特徴を知って、その上で正しい使い方をしないと。外見も同じです。
なりたいイメージの作り方
一例を上げますが、まずメイク。
柔らかい印象を加えたいなら、曲線をつくっていきます。
眉のアーチを作って、チークは丸く。アイラインやマスカラを目の中央は濃くして縦幅を作る。涙袋を作るのも有効。
求心顔のひとはきつい印象をもたれやすいので、遠心顔に見えるようアイシャドウやアイラインの入れ方を調整していくと優しい雰囲気になりますし、目と眉の距離を離すことで抜け感がでてきつい印象を緩和できます。
ヘアスタイルも大事。
顔に直線が多いひとはふんわりウェーブまでいくと似合いづらいく、顔のパーツとの違和感が出やすいです。
でもワンカールや外ハネなら許容範囲。
どこまでふんわりさせるか、どこにふんわり感を持たせるか、が鍵になります。
顔型やタイプによって前髪の作り方でも印象は大きく変化します。
もちろん髪質もありますが、ヘアスタイルひとつで野暮ったくも垢抜けもするので、メイク以上に大事。
とまぁ、書くとキリがないのでこの辺にしておきますが、エレガントなタイプでもカジュアルな雰囲気に持ってはいけるし、丸顔でもしっかりした印象にふることはできます。
あとはさじ加減
魅力は十人十色なので、守備範囲もひとによって様々です。
エレガント100は無理でも50までならいけるとか。持っている魅力となりたいイメージのベクトルは同じなので、90くらいまで寄せられるとか。
この試行錯誤がオシャレの楽しいところなのですが、自分の魅力を受け入れているひとは、ポジティブな気持ちで変化を楽しめます。
誰かと比べるのではなく、過去の自分と比べるから。
でも受け入れてないひとは、変化をしてもまだ足りない、となります。
だからこういうサービスのジプシーにもなりやすいです。
まとめ
どこまで変化できるかは、本来の魅力を受け入れてるかどうかで変わってくると思っています。
自分の現在地を知ることで、こっちの方向なら目指せそう、とか、ここを目指すのは難しそうだな、、、と自分を客観的に見れるようにもなっていきます。
恋愛も無理をする相手より、自然でいられる相手の方が上手くいきますよね。
なので、隣の芝が青く見える気持ちはよく分かりますが、まずはぜひ、自分の魅力を受け入れてください。
専門家の力が必要なときはいつでも頼ってくださいね。
あなたの魅力をたくさんお伝えしますから。