オシャレ迷子

「無難な服を選んでしまう」本当の原因と対処法

2024年4月7日

「つい無難な服を選んでしまいます」という話を、年齢問わずよく聞きます。

「無難」とは難が無いこと。これと言った特色はないが、非難されるような点もない。つまり、プラスもマイナスもないものです。

 

無難な服とは...

  • 黒をはじめとしたベーシックカラーの服
  • 無地の服
  • シンプルなデザインの服
  • 主張がない服

無難な服を選ぶのは別に悪いことではありません。むしろ、主張が強い服ばかりではコーディネートが組みづらいので、ワードローブにはベーシックな服もシンプルな服も必要です。

ただ、「シンプルな服」「ベーシックな服」ではなく「無難な服」と表現しているところに、それらの服や服選びに対して、あまりポジティブな捉え方をしていない心理状態が読み取れます。

わたし
好きで選んでいるわけではないから「無難な服」を「選んでしまう」という表現になるんですよね。

そして、この「無難な服を選んでしまう問題」には色んなケースがあり、問題の原因も対処法もケースによって異なります。

似合う服がわからなくて無難な服を選んでいる人もいれば、似合う服を知っても結局、無難な服に落ち着いてしまう人もいますし、効率や合理性を求めた結果、無難な服ばかりになってしまった人もいます。

この記事では、無難な服を選んでしまう人が、好きな服を着ておしゃれを前向きに楽しめるようになるために必要なことをお伝えします。

 

何が似合うか分からなくて...

ハンガーに服が掛かっている画像

サロンにお越しくださるお客様で多いのは、自分に何が似合うのか分からないという方です。

似合う色が分からないので黒ばかり着ています...

こんな話をよくお聞きします。似合う服が分からないために自信を持って服を選べない人は、自分に似合う色や素材、デザイン、方向性を知りましょう。

プロのお墨付きをもらうことで、新しい服にチャレンジできるようになる可能性があります。

 

年齢とともに似合う服がなくなって...

大人女性が服をあてて確認している画像

次に多いのは、年を重ねて何を着ればいいか分からなくなってしまった方。

昔は何も考えずオシャレを楽しめていたのに、急に今まで着ていた服がしっくりこなくなりました...

今までの服がしっくりこなくなることで、服選びに慎重になり、その結果無難な服を選ぶようになったケース。

このケースの人におすすめなのも、似合う服を知ることです。今の自分に似合う服を知ることで、なぜしっくりこなったのか原因がわかり、服選びの方向性が定まる可能性が高いです。

 

似合う服を知ったけど...

服が並んでいる洋服屋さんの内観

ここまで読んで「似合う服」を知れば無難な服選びから解放されるのでは?と思った方がいらっしゃるかも知れません。

でも、

「似合う色は分かったけど、実際に選べない」
「似合う色(服)は好きじゃない」
「好きな服は似合わない」

といった理由で、似合う服を知っても結局無難な服を選んでしまうケースもよくあります。

この場合の対処法はケースバイケースですが、似合う服を選ぶ力や好きな服を似合わせて着る力など、実践力を育てていくことで解消される可能性があります。

 

おしゃれを楽しむ余裕がない

時計を見て忙しそうな会社員女性の画像

おしゃれ以外のことが原因で、無難な服選びになってしまう人もいます。

例えば、仕事や家事、子育てと毎日が忙しく余裕がなくなると、おしゃれは後回しになります。そして、考えることをしたくないから効率重視になったり、適当になったりしてどんどん手抜きになっていきます。

その状態で満足しているなら問題はありません。でも、おしゃれに気が回らないくらい日常が忙しい状態は、本人が望んでそうしているというより、結果そうなっていることがほとんど。

「本当はもっとおしゃれを楽しんだり自分に手をかけられる余裕のある生活をしたいけどできていない」が本音なら、身体的にもメンタル的にもあまりいい状態ではありません。

なので、まずは忙しさの原因を知り、生活を整える。そして心の余裕を手に入れて自分に手をかけてあげましょう。

 

「無難な服選び」の根底にあるマインド

目を瞑って考え事をしているような女性の横顔

ここまで、無難な服選びの解決方法を説明してきましたが、上述した解決策を施しても、現実が変わらないことがあります。

似合う服を選ぶ力やコーディネートのスキルはついたけど
好きな服も似合わせられるのは分かったけど
忙しい毎日が落ち着いて生活に余裕を持てるようになったけど

でも、やっぱり無難な服を選んでしまう。

この場合、原因はマインドにあります。

無難な服選びに悩む人に共通するのは「人の目を気にする傾向が強い」。

自分の意見を言うのが苦手、空気を読みすぎて疲れる、人に気を使う、心配症、真面目。こういう特性が強いと、自分の魅力を生かす・楽しむよりも、起こりうる問題を回避する、安心する、守る方に服選びの意識が向きます。

 

ネガティヴな思い込みが行動に制限をかける

さらに、「人の目を気にする傾向が強い」人は、自分自身や対人関係、おしゃれに関するネガティブな思い込みを無意識に持っています。

ネガティブな思い込みの例

  • 目立ってはいけない
  • 好きな服は着ちゃいけない
  • 好きな服は似合わない
  • 服を買うのは悪いことだ
  • 私は平凡な人間だ
  • 私はセンスがない

こういう思い込みは過去の何らかの経験がきっかけとなり生まれます。

わたし
例えば、「お気に入りのワンピースを着て学校に行ったら、目をつけられていじめられた」経験から「好きな服を着ると何か良くないことが起こる」「目立つといじめられるから目立たない方がいい」などの思い込みを持ってしまうと、華やかな色が似合う、好きな服を着ればいい、と言われてもなかな行動できません。

これは、過去の記憶が呼び起こされて、また嫌な思いをするんじゃないかと不安になってしまうからです。

ネガティブな思い込みがあると、頭では理解していても、好きな服や着たい服にチャレンジできなかったり、小さいチャレンジしかできなくなります。

 

無難な服選びを卒業するために本当に必要なこと

悩みを解放して幸せそうな女性の画像

知識をインプットして、スキルを身につけて、環境を整えても無難な服選びから卒業できない人は、自分の着たい服を着て前向きにおしゃれを楽しむためにネガティブな思い込みに気づいて手放す必要があります。

おしゃれと自分の関係性を振り返ってみると、思い込みを作るきっかけになった出来事に気づくかも知れません。

わたし
無難な服を選ぶというのは、自分に妥協をしているということ。

無難な服を選ぶ人は無難な人生を送っている可能性が高いです。大きなマイナスはないけど、大きなプラスもない。失敗しないように生きてきて、大きなチャレンジはしてこなかった。

その人生で100%心から満足しているならいいですが、幸福感や充実感を感じられないなら、本音ではもっと別の生き方をしたいと思っているのかもしれません。

服選びを変えると生き方が変わる。
生き方が変わると服選びが変わる。

どちらかを変えていきましょう。

無難な服を選んでしまう...本当の原因を知りたい人はこちらも参考にしてください↓

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  • この記事を書いた人

斉藤まさみ

イメージコンサルタント/ライフコーチ。外見・内面の自信を育てる専門家。自己否定・他人軸を手放し、自分軸でおしゃれや人生を楽しむサポートを行なっています。愛知県名古屋市在住。

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