パーソナルカラーや骨格診断の特集を、最近ますます雑誌などで目にするようになりました。
特に、骨格診断の特集、多いですよね。本もたくさん出ていますしね。
似合うもの診断の認知が広がることでおしゃれ迷子さんが減ったら嬉しいんですが、現実を見ているとそうではないようです。
というのも、ここ最近、
だから、パーソナルカラーや骨格診断を自分なりにやってみたんです。これかな?というのはあるんですけど、具体的にどう活かせばいいのか分からなくて…
こんなご相談が増えています。
本や雑誌を見て自分なりに診断してみたという話は本当によく聞くんですが、実際に診断してみると、合ってるひと半分、間違ってるひと半分、といったところ。
自己診断が間違いやすい原因は3つあります。
好きなタイプに無意識で寄せてしまう
まずは、これ。多いですね 笑。
例えば大人っぽいスタイル(オータム)に憧れるサマータイプのひとだと、
「日本人は黄色人種だし、肌はきっとイエローベースだよね」
「パステルカラーは似合わない気がするなぁ」
「カーキとかアースカラーはよく着る」
「瞳の色は真っ黒じゃなくて焦げ茶だな」
こんな風に判断していってイエローベースの項目が多くなり、結果、オータムになる。
診断は客観的に行わなければいけないんですが、自己診断をするとどうしても「主観」が入ってしまいます。
「あのタイプだったらいいな。」という願望フィルターや、「あのタイプな気がする...」という予想フィルターがかかってしまうんですね。
だからほとんどのひとが、正確に判断できません。
平均値がわからない
自己診断で迷う理由で多いのはこれです。
例えば、膝が出てる、鎖骨が出てる、腰位置が高い、低いetc...。
こういう特徴って、平均値を知らないと判断がつきません。
普段からひとと接する仕事をしていれば、自分の中のデータと照らし合わせて判断できるかもしれませんが、一般人には難しいです。
膝や鎖骨、腰位置なんて、ひとと比べる機会ないですよね 笑。
わたしもイメージコンサルタントの認定講座ではじめて周りのひとの骨格を確認させてもらって、「わたし、膝全然出てないやん....」とか「確かに腰位置が高めだ...」ということがやっと分かりました。
タイプミックスで分かりにくい
パーソナルカラーは4タイプ、骨格は3タイプに分類をして診断をしますが、ひとの特徴は千差万別なので、正直、簡単にグループ分けできるものではありません。
似合うものを知る手がかりにはなりますし、傾向ももちろん分かりますが、
イエベ、ブルベのちょうど中間のひと。
体の厚みは薄いけど首は短い、などストレート要素もウェーブ要素もあるひと。
様々です。
特徴が分かりやすいひとは自分でも判断ができますが、分かりにくいひとはプロでも判断が難しいこともあるんですね。
タイプを一部またぐタイプのひとは、情報を読めば読むほど迷走してしまうはずです。
分かりやすいひとはいいんだけどね。結局自分では解決出来ずにお申し込みされることが多いから、エンタメとして楽しむならいいけど、自己診断はあまり役に立たないのでは…と思ってる。この間も自己診断ではオータムかスプリングだったというお客様、完全なるサマータイプだったもの。
— 斉藤まさみ(着痩せアイコン) (@masapopopo0201) February 21, 2018
似合うグループにアタリがついてもまだ迷いは消えない
悩んだ末に自分に似合うグループを見つけたとしても、まだ迷いは消えません。
これっぽい、、、でもどうなんだろう?と答えあわせをしたくなるので。
99%の自信を持てても、100%を求めてしまうのが人間です。
また、自己診断の結果に基づいてお洋服を探してしっくりくればいいですが、「これで合ってる? 正解なの?」「本の通りに選んでみたけど、しっくりこない...」となるひとは少なくありません。
その堂々めぐりの末、サロンにいらっしゃる方も。
傾向が分かっても、それを活かせるかどうかはまた別のはなしなんですね。
まとめ
自己診断ではどうしても主観が入ってしまうし、似合うものが分かることと活かせることは別なので、お買い物で生かせるところまで持っていくのはなかなか難しいです。
たんすの肥やしはいつまで経っても減らないし、似合うもの探しの旅は終わらないし、お金も時間も無駄になってしまいます。
セルフチェックはエンタメとして楽しむならOK。
でも、実践的に活用していきたい、ちゃんと自分で選べるようになりたいなら、専門家の手を借りた方が正確だし早いですよ。
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