骨格ストレートのお客様から最近よく聞くお悩み、それは「トレンドのファッションとストレート向けの服が合わない」というもの。
こちらのツイートに反応を結構いただいたのですが
https://twitter.com/masapopopo0201/status/1098114583602970624
着痩せ(似合うもの)とトレンド感の狭間で悩んでいる方は結構いるんじゃないかなと思います。
トレンド感のある服をストレートさんが着ると着太りする問題
ゆるっと感のある服、あえて着崩したリラックス感のある装い。
骨格的にシンプル・ベーシックが似合うとされるストレートさんにとって、ここ数年トレンドのお洋服は全体的に攻略の難易度が高め。
ドロップショルダーは上半身が大きく見える
ワイド強めのパンツは全体が大きく見える
と、着ると大きく見えると感じている方は多いのでは。
ストレートさんが似合う服とトレンドの服の方向性は異なるので、「似合う=着痩せ」と「トレンド感=オシャレ」両方を100点でとり入れるのは難しい、というのが正直なところです。
着痩せをとるかトレンドをとるか
じゃあどうしたらいいのかというと、ツイートでも述べていますが、好みに合わせてトレンド感と着痩せのバランスをとる作業が必要になってきます。
トレンド要素20・着痩せ要素80にするとか、今っぽいオシャレな雰囲気を重視するならトレンド要素50・着痩せ50くらいでバランスをとるとか。
着痩せしつつオシャレに見える!がもちろん理想ですが、例えば、性格も外見も100点の彼氏が理想でも、現実的にはどこかで折り合いをつけていたりしませんか?
性格重視だから性格が良ければ外見はそこまで気にしないとか、両方とも平気レベルがちょうどよいとか。それと同じです。
自分の理想と現実を見て、落としどころを決めるんですね。
似合う≠オシャレ
そもそも論ですが、「似合うものを着るとオシャレに見える」わけではありません。
ここで言う「似合う」は、
- その人の魅力を生かしている
- スタイルアップして見える
- 着痩せして見える
- 顔うつりよく見える
- 垢抜けて見える
といったこと。
で、これらは=オシャレとは限らないんです。
じゃあオシャレって何よ、てことになりますよね。
「似合う」同様、「オシャレに感じるかどうか」も主観なので難しいんですが
その人らしさ+時代にあった装い、センスを感じる装い
と定義しましょうか。
そうすると、オシャレに必要なのはコーディネート力やセンスなので、似合うものを知っても完全に解決はしません。
そしてこのコーディネート力やセンスは、お洋服を選んだり着たり、オシャレなひとの真似をしたり、といった試行錯誤した経験によって培われていくものです。
似合うものを知る弊害
似合うものを知ることでオシャレの自分軸ができるので、知って得することは多いと思います。
服を選ぶ際の基準が出来るし、失敗を回避しやすくもなります。受けていただくメリットが大きいからこそ、わたしもサービス提供しているわけですし。
ただその一方で弊害もあると思っていて、それは似合う(と言われた)もの以外に手を出さなくなること。
これ、似合うものだけ着ていればOK!な服選びに時間をかけたくない人ならいいけど、トレンド感も欲しい! オシャレになりたい!人だとマイナスに働きます。
「トレンド感は欲しいけど似合わない」という想いに縛られて動けなくなってしまうので。
じゃあどうしたらいいのか、ですが
いいなと思ったら「似合わないかも…」と思っても試着してみる。
「これはダメだ、、、」と思えば諦めたらいいし、「あれ、意外にそんなに悪くないかも」と感じることもあるかもしれません。
わたしも毎回、似合う似合わないに関係なく、気に入った服は試着をするようにしています。
「似合うもの」の中で選ぶだけなんてつまらないし、それだとオシャレの幅が広がらないからです。
それはわたしがトレンド感のある装いをしたいからで、服を選ぶ楽しさを感じたいからです。
試着をする前に「似合わないだろうな」という予想はだいたい立つし、着てみて「ああ、やっぱダメだよね」となることの方が多いですが 笑、それと同時に発見もたくさんあるんですよ。
例えばプリーツスカートを履いてみて、「やっぱり腰周りがぶわっと広がるな…」と思っても、「生地がもう少しかたかくて落ち感があればスッキリ見えるかも」とか。
ゆったりシルエットのシャツを着て横から見たときの身体の厚みに凹みはするけれど、「でもオシャレ感はあるなぁ。もう一回り小さいサイズなら許容範囲かも」とか。
着てみてわかること、感じることがたくさんあります。
最近のショッピング同行のお客様は、似合うのその先に行きたい方が多く、骨格に縛られないお洋服選びがテーマになるんですが
「骨格ストレートって分かってから、こういうの全く試着したことも手にしたこともありません。」とおっしゃる方がとても多い。
「着たいけどストレートだから諦めよう」ではなく、「ストレートだけど着たいからどうやって着るか考えよう」が、似合うものを活用するということです。
だって、着たいんですもん。
なぜ似合わないのかがわかるから、どうしたら似合わせられるか考えられるんですよね。
着てみてやっぱりだめだ、、となったら諦めたらいいし、組み合わせや選び方であり!と思ったら胸をはって着たらいい。正解はあなたが決めればいいんです。
とはいえ、なかなか自分ではその判断がつかないもの。ショッピング同行やプロのサービスはそういう方のためのものです。
骨格ストレート、トレンドとどう付き合うかまとめ
装いに限らず、流行りってなんでもあります。流行りの「顔」とかもそうですよね。
流行りの顔じゃないひとはどうするかというと、メイクで流行りの顔に寄せますよね。素材を活かしつつ、今っぽさも出す。そのためにメイクを試行錯誤してみる。
あ、もちろん、トレンドじゃない顔を「個性」として生かす方向ももちろんOK。
トレンドにのるのも我が道を行くのもあなたの自由。
あなたがどうしたいのかだけ。
どうしたいか分からないひとはそこから一緒に考えますし、行きたい方向性があるならその方向で提案をさせていただきます。
長くなりましたが、次のトレンドはストレート向けであれ!
と強く願いながら、ブログを終わりたいと思います 笑。
似合うものとの付き合い方に悩んでいる方はこちらのサービスもご検討ください◎
当サロンのリピーターさんだけでなく、似合うものを知ったけれどしっくり来ていない、具体的な活かし方がわからない、コーディネート力を上げたいご新規さんもどうぞ。
ショッピング同行では似合うものをうまく崩すスタイリング提案もさせていただいています。