コア・トランスフォーメーションとホールネス・ワークの違いは?

私のセッションでも取り入れている、「コア・トランスフォーメーション」と「ホールネス・ワーク」。

どちらもコニレイ・アンドレアスによって開発されたものなので、「何が違うんですか?」と思う方もいるかもしれません。

実際、私も両方を学んでいますが、

似ている部分はありつつ、セッションでやっていることや体験の仕方は違います。

ものすごくざっくり言うと、

コア・トランスフォーメーションは、自分の中にある「パート」の奥へ入っていく感じ。

ホールネス・ワークは、一部分に集中している意識を「自分全体」へ広げていく感じ。

……と言っても、

「それでもよくわからない」ですよね。笑

今回は、コア・トランスフォーメーションとホールネス・ワークの違いについて、実際に両方を学んだ私の感覚も交えながらご紹介します。

コア・トランスフォーメーションとホールネス・ワークの共通点

まず、この2つには共通しているところもあります。

どちらもコニレイ・アンドレアスによって開発されたプロセスで、「困っている部分を無理に消そうとしない」というところは、とても似ています。

たとえば、

不安になっている自分。
人の目を気にしている自分。
考えすぎている自分
身体を緊張させている自分。

こういう部分があると、私たちはつい、

「この不安をなくしたい」
「もっと気にしない自分になりたい」
「考えすぎる癖を直したい」

と思いますよね。

でも、コア・トランスフォーメーションもホールネス・ワークも、「この部分をなくしてしまおう!」という方向には進みません。

今、自分の中で起きていることを否定せず、そこから自分の内側を見ていきます。

私は、この考え方がどちらもすごく好きです。

コア・トランスフォーメーションは「パート」と対話をする

コア・トランスフォーメーションでは、自分の中にある「パート」に意識を向けます。

たとえば、「彼から返信がないと不安になる」という悩みがあったとします。

コアトラでは、「不安にならないようにしよう」とはせず、不安になるパートは、何が欲しいんだろう?というところを見ていきます。

そして、

不安になるパートは何が欲しい?

↓

それが得られたら、その先に何を望んでいる?

↓

さらにそれが得られたら?

と、そのパートが本当に求めているものを深く辿っていきます。

最終的には、「ただ在る」「内なる安らぎ」「愛」「一体感」などの「コア・ステート」と呼ばれる状態へアクセスしていきます。

なので私の感覚では、ひとつの反応からスタートして、その奥へ、奥へと入っていくのがコア・トランスフォーメーションです。

コア・トランスフォーメーションについては、こちらの記事で詳しく説明しています。

コア・トランスフォーメーションとは?

ホールネス・ワークは「自分全体」へ広がっていく

一方、ホールネス・ワークは少し方向が違います。

ホールネス・ワークでは、「私がここにいる」という自分の感覚や、身体感覚に意識を向けます。

私たちは無意識に、頭のあたり、顔、胸、身体の中心など、身体の一部分に「自分がいる」という感覚を持っていることがあります。

ホールネス・ワークでは、そうした感覚に気づきながら、身体全体、そして身体の周りの空間へと意識を広げていきます。

たとえば胸に強い不安があったとしても、不安だけを見るのではなく、胸もある。背中もある。手もある。足もある。身体全体がある。その周りには空間もある。と、より大きな全体へと気づきを広げていきます。

すると、それまで自分のすべてのように感じていた不安が、「自分の中に存在しているひとつの感覚」として感じられるようになることがあります。

私の感覚では、ひとつの部分から奥へ入っていくコアトラに対して、ホールネスは全体へ広がっていく。

ここが、体験としてかなり違うところだと思っています。

ホールネス・ワークについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ホールネス・ワークとは?

2つの違いを簡単にまとめるとざっくり整理すると、こんな違いがあります。

コア・トランスフォーメーション

自分の中にある「パート」に意識を向け、そのパートが本当に求めているものを辿っていきます。

「なぜこんな反応をしてしまうんだろう?」
「この自分は、本当は何を求めているんだろう?」

というところから、自分の内側を深く見ていくようなアプローチです。

ホールネス・ワーク

身体感覚や「私」という感覚に意識を向けながら、自分の一部分から身体全体、さらにその周りの空間へと気づきを広げていきます。

「考えて理解する」というより、自分全体を体験していくという感覚に近いと思います。

ものすごくシンプルに表現するなら、コアトラ → 奥へ、ホールネス → 全体へというイメージです。

もちろん、実際のプロセスはもっと奥深いので、完全にこの一言だけで説明できるものではありません。

でも「何が違うの?」をイメージするには、この捉え方がわかりやすいと思います。

コアトラとホールネス、どちらを受けたらいい?

ここまで読むと、「じゃあ私はどっちを受ければいいの?」と思いますよね。

これはテーマやそのときの状態によって変わります。

たとえば、

「同じ反応を何度も繰り返してしまう」
「自分の中にある葛藤を見ていきたい」
「変えたいと思っている自分の奥に何があるのか知りたい」

という場合は、コア・トランスフォーメーションが合うことがあります。

一方、

「とにかく頭が動き続けている」
「自分を分析することに疲れた」
「身体がいつも緊張している」
「自分の感情や身体の感覚がよくわからない」

という場合は、ホールネス・ワークが合うこともあります。

ただ、

「この悩みなら絶対にコアトラ」

「このタイプなら絶対にホールネス」

と単純に分けられるものでもありません。

私のセッションでは、「コアトラを受けるコース」「ホールネスを受けるコース」と分けてはいません。

まず、その方が今どんなことで悩んでいるのか。
どんなことを変えていきたいのか。
そして、話しているときにどんな反応が起きているのか。

そういったことを見ながら、そのときに必要なアプローチを選んでいます。

場合によってはコア・トランスフォーメーションを使いますし、ホールネス・ワークを使うこともあります。

インナーチャイルドを扱うこともあれば、身体からアプローチすることもあります。

なので、「私にはどのセラピーが合っているんだろう?」と自分で判断しなくても大丈夫です。

大切なのは「どの手法を使うか」だけではないと思っています

いろいろな心理学やセラピーを学んでいると、「どのセラピーが一番効果がありますか?」「結局どれを受ければ変われますか?」

と聞かれることがあります。

でも私は、その人が今どんな状態なのか。何につまずいているのか。頭では何を理解していて、感情では何が起きていて、身体はどう反応しているのか。

そこを見ることの方が大切だと思っています。人によって必要なアプローチは違いますし、同じ人でも時期によって変わります。

だから私は、ひとつの手法だけに当てはめるのではなく、その人の「今」に合わせてセッションを組み立てることを大切にしています。

コア・トランスフォーメーションやホールネス・ワークを体験してみたい方へ

コア・トランスフォーメーションもホールネス・ワークも、文章で説明すると少し難しく感じるかもしれません。

特にホールネス・ワークは、「わかったような、わからないような……」となる方もいると思います。笑

実際、どちらも頭で完全に理解してから受ける必要はありません。

「頭ではいろいろわかっているけれど、なかなか変わらない」
「同じ悩みや人間関係のパターンを繰り返している」
「自分の内側で何が起きているのか、もっと深く見てみたい」

そんな方は、体験セッションで一緒に見ていきましょう。

今のお悩みや状態をお聞きしたうえで、その方に合った方法をご提案しながら進めていきます。